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さすがにこれはひどいと思った

日毎に敵と懶惰に戦う - 文化庁メディア芸術祭『日本のメディア芸術100選』のアート部門も凄い
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20061031

いろいろ話題になっている『日本のメディア芸術100選』ですが、アート部門も凄いですよ。

  1. 太陽の塔岡本太郎
  2. 明和電機ライブパフォーマンス』明和電機
  3. 『魚器シリーズ』明和電機
  4. NHKスペシャル『脅威の小宇宙 人体2 脳と心』
  5. 『Tsukubaシリーズ』明和電機
  6. エーデルワイスシリーズ』明和電機
  7. 『視聴覚交換マシン』八谷和彦
  8. 『天井の絵/YES(イエス)・ペインティング』オノヨーコ
  9. 『映像装置としてのピアノ』岩井俊雄
  10. 『ビデオ・レター』寺山修司谷川俊太郎

http://plaza.bunka.go.jp/hundred/bumon_art.html

1位はね、別に文句はないです。インパクトとか影響度とか考えると。しかし、トップ10に、明和電機が4つも!おまえら馬鹿か、と。日本のメディア芸術はそんなに貧弱だったんでしょうか。


これ、アート部門は『得票総数4,565票』で、エンターテイメント部門の『45,337票』、アニメーション部門の『80,402票』、マンガ部門の『78,980票』に対して圧倒的に少ない。だから、ファンの組織票でこうなっちゃったか、あるいは他の部門に投票したついでにアート部門に投票した人が、知ってるアートが『明和電機』くらいしかなかったか…なのかと。


明和電機好きとしては「4つも入った!」と喜ぶべきところなのかもしれませんが、さすがにこれはひどいな…。


明和電機はメディアへの露出が多いから、他の部門に投票したついでにアート部門に投票した人明和電機に入れるかもなぁとは思う。ただ、明和電機ファンでもない人が明和電機を見たら、ツクバシリーズも魚器シリーズもエーデルワイスシリーズも全部一緒に見えるだろうと思うので*1、全シリーズがランクインしてるあたり、ファンの組織票というのも十分ありえると思った。というか、ライブパフォーマンスが2位に来ているところが一番「ファンの組織票」ぽいかもなぁ。明和のライブは一部ビデオ・DVD化されているとはいえ、それを見る以外ではめったに見られるものではないし。
そうじゃなければ某企業さんの仕業?


ちなみに私はツクバシリーズが一番明和っぽくって好きなんですが、「Tsukubaシリーズ」と英語表記されると、なんか嫌だなぁ…。

*1:おそらく世間一般の明和電機のイメージは「作業着を着て変な楽器を演奏している人」ぐらいの認識だと思うのだけど…。