(X)HTML・CSSで教えるのが一番大変なこと
今私は人の作った(X)HTML・CSSをチェックする立場にあるのだけど、技術的なことより、記述とか命名のルールとか、技術外のテクニックを教えることのほうが大変だなぁと最近思っている。
たとえば、今日チェックしていたものは、背景色が単一色なのにわざわざ背景を切り出してbackgroundでリピートさせていたり、CSSのクラス・IDの命名が「padding12」とかになっていたりする。15pxのpaddingを設けなければならなくなったら「padding15」を作る気ですか。
あと以前びっくりしたのは、別の場所でListをCSSで横並びにしていたのをわざわざコピペして、タイトルの表示に使っていたこととか。タイトルはせめてhxにしてください(泣)しかも私が作ったテンプレートの時点では、デザイン案にあわせて画像にして作ってあったのに、それを取っ払ってlistでタイトル表示って。*1「なんでここはリストなんですか?」と聞いたら「いやぁ、画像じゃアクセシビリティ悪いじゃないですか」って!って!(泣)相手は社員なのでこじらせるとコニョゴニョだったりして、かなりオブラートに包んで指摘しましたが、アクセシビリティを履き違えるとこうなるか、と思い知らされました。*2
あーそう考えると一番難しいのは、やっぱりアクセシビリティの話かもしれない。「アクセシビリティを阻害するから画像は一切使っちゃダメ」という考えの方が結構多いし、「W3Cのチェックに通ればアクセシビリティ完璧!」とのたまった人もいたなぁ。そういうもんでもないだろ。オイ。
そういう「勘違い」の部分の訂正も含めてどうにか社内で説明する機会が欲しい。今コーディングをしている人のほとんどが、自分の希望でコーディングやってるわけじゃないのだけど*3、できるだけ多くの人が出来たほうが良いに越したことはないと思う。ちょうど社内のコーディング仕様書も作成することになったんで、どうにか時間を確保できないかなぁと模索中。
あー人を育てるのって大変だ。